ビジネスホテルのライティングデスクです。なぜこんな変色したと、思いますか?
実は、宿泊客がこの上でアイロンをかけたそうです。残念なお客様で驚きます。
塗装された品物の大半は、熱には強くありません。例えば日当り良い場所の家具はどうしても劣化が早く、変色や塗装面のワレが起こりやすくなってしまいます。
今回も直接のアイロンの熱で、塗装面を犯してしまったようです。
天板の塗装をすべてはがし、生地の状態にしてから、着色して仕上げています。
塗装された部分をはがしているので、白い部分も残っていません。同時にへこみやキズも治ってしまいます。
品物により、修理や塗装のやり方は色々あります。最良の方法で手をかけさせていただいております。
まずは、お気軽にご相談ください。お写真等ありましたら、ご一緒にお願いします。
使っている環境や使用頻度にもよりが、よく触る場所はどうしても脂汚れが気になってきます。
色ハゲやへこみなども塗り直しによって、分からなくなります。もちろん脂汚れも研磨することで、大抵の汚れも落とす事がどきます。
背もたれの部分に模様が入っています。彫り物なので、その部分も黒に塗り直しました。
背もたれの飾りも違和感なく仕上がっています。
イメージも変わり、プチリフォームのお手伝いができたでしょうか?
正面パネルだけ外して、持ってきてもらいました。
よく見ると、塗装面にスジがみえます。これは、塗装した表面がひび割れている状態です。長い間の日光や乾燥などで、硬い塗料だと割れてしまうことがあります。
表面の塗料をすべてはがし着色してから、仕上げています。
今回は車の修理屋さんからのご依頼でした。
車の部品でも木製品なら塗り直し可能です。ぜひ一度ご相談ください。
30年くらい使っているという、奥様のドレッサーのイス。
布地もやぶれてしまい、クッションも沈みきっていました。イス本体もグラグラして、ご自分で金物を付けて補強してありましたが、それも効き目がなくなっている状態でした。
今回は座の張り替えと補修のみの依頼でしたので、付いていた金物を外し、補強して完成となります。
塗り直しまでしていただけると、金物を付けたビス穴やキズも直してお渡しできます。
思い出や愛着のある品物は、修理することでまた同じぐらいの期間使うことができます。買い替えをお考えの方、修理する方法かあるという事をぜひ覚えおいて頂きたいです。
まだまだ初詣客で賑わう豊川稲荷。出店もたくさんでていたので、楽しめました。
一昨年の新緑の時期に初めてきましたが、着いたのが早めの時間だったせいか、その時はガラガラでした。
今日とは大違いです。
今日は猿回しまでいましたよ。初めて生で見た猿回し。賢い猿に観客も喜んでいました。
商店街を抜けて駐車場まで来ると、長い列をつくっていました。その列は国道付近まで。
参拝に来られるなら、早めに駐車されることをおススメします。
腐食してしまったのか、ネズミにかじられてしまったのか。大きく破損しています。
上面は絵柄となっているので、塗装することが出来ません。
まず破損部分の補修をしてから塗装してゆきます。
漆塗りと同等の塗料で仕上げてゆきます。でもこの塗料は完全に乾くまでの時間がとてもかかるので、次の工程になかなかすすめません。
黒で仕上げたら最後に金箔をのせてもらいました。今回は、金箔の職人さんにお願いしましたが、品物によっては、金色の塗料もありますので、こちらで塗る事もできます。
毎年お正月にお料理を飾るそうです。今年はキレイになったお膳で豪華なお料理に見えるでしょうか。
長く使用しているテーブルなので、表面の塗料がハゲています。
よく見ると木目にそってハゲているのが分かると思います。これは木目の深い表面材が使われているためです。
木目の部分が溝となっているため、平たい部分より塗布料が少ないはずです。加えて木の伸縮(温度や乾燥など)により薄い箇所からはがれてしまう、と言う事になります。
表面の塗料をすべてはがす事で、木目の溝が少しでも浅くなります。浅くなった事で、同じ期間使用しても木目の部分だけハゲてしまうことは、なくなると思われます。
品物によって仕上げ方はいろいろあります。木目が表面に出ていいもの。出てはいけないもの(ピカピカでツヤが有るもの)など。気になる方は、お家にあるテーブルをご覧になって下さい。木に興味が湧いてくるかもしれませんよ?
行ったのは11月中旬。
今年は暖冬で、平均気温が15℃もあるとニュースで言われていましたが、この辺りはやはり紅葉も進むのが早いですね。まずまずの色合いでした。
ここ一週間でグッと気温が下がっているので、ますます鮮やかな彩りとなっているでしょう。
紅葉狩り お出かけしてみてはいかかでしょうか!
治療する際に使う薬品などが、付着しています。水やアルコールで拭き掃除をしてもなかなか取れません。
そこで汚れのひどい天板と、引き出しの前板の化粧版(メラミン合板)の張り替えをします。
まず、今の化粧版をはがしてゆきます。ノミを入れながら、下地を削らないよう少しずつめくってゆきます。
そこに新しいメラミン合板を張り直します。
引き出しの取っ手(金物)は同じサイズのものをカットしてもらい、新しい物と交換しました。
引き出しの箱部分に付いているレールも取り替えています。一部の引き出しがレール破損で出てこなくなっていたため。
レールを替えたため、引き出しを少し押すだけで自動的に最後までしまるようになりました。
すぐに治療に戻れ、使い勝手は良くなったと思われます。
昭和初期から以前の物と思われます。傷みもひどく、虫に喰われたあとや、腐食してしまっている部分もありました。
まず、金物をすべて取り外します。
金物もサビがひどく、外す時にちぎれてしまわないよう、注意が必要です。
次に、腐食部分の取り替えや欠けた部分の補修をしてから、黒の塗料をはがしてゆきます。
今回は洋室にも合うよう落ちついた色味で仕上げました。
ご実家の物置に眠っていたこの桐タンス。永い眠りから目覚め、平成の時代を眠っていた時間以上に活躍して頂けることを願っています。